
免震ビルは、日本各地において、ここ20年の間で約1200棟が建設されています。最初は建設会社の寮や研究棟に試験的に導入されていき、それからコンピュータセンターなどにも適用されていきました。
しかし免震ビルは最初の10年間で、約50棟が建てられただけだったのですが、阪神淡路大震災があってから、免震ビルはたくさん建てられるようになりました。災害対策に直接関係し、公共性の高い建物などに、積極的に採用されていっています。例を挙げると、医療、消化などの施設や、学校、一般官庁施設などです。
また、企業においても、地震が起きても機能し続けないといけない建物の免震化が進んでいっています。本社ビルやコンピュータが集まっているビルなどです。また、マンションなどでも免震化は進んでいっています。
マンションを免震化するのであれば、一般のビルに比べても強度をある程度低減させることが可能なために、全体的なコストアップを抑えることが出来るのです。また、既に建っているビルなどの免震化も盛んに行われるようになっています。これを、レトロフィット免震と呼んでいます。
一見難しそうな工事なのですが、実は意外にも簡単なものです。簡単に言うと、ビルの基礎の部分を切断した後に、建物を隣の敷地に移動させて、基礎の部分に免震装置を設置した後に、建物を元の場所に戻すといったものです。アメリカにおいては、このレトロフィット免震による建物の保存が活発に進んでいるとのことです。